
冬の味覚の代表格ともいえる、甘くてジューシーな蜜入りリンゴ。切った瞬間に現れる、あの透き通った「蜜」は、いかにも甘さの象徴のように見えます。
しかし、その正体が水分であり、蜜そのものが特別甘いわけではない、ということをご存知でしょうか👀?
この記事では、多くの人が知らないリンゴの「蜜」の正体と、甘くて美味しいリンゴの見分け方を紹介します🍎
「蜜」の正体は「ソルビトール」という水分
リンゴの蜜の正体は、「ソルビトール」という糖アルコールの一種です。これは、リンゴの葉の光合成によって作られたデンプンが糖に変換され、果実へと運ばれる際に一時的に作られる物質です🌳
完熟期を迎えると、リンゴの果実内ではソルビトールを果糖やショ糖といった甘みの強い糖に変える働きが活発になります。
しかし、完熟が進みすぎると、糖への変換が追いつかなくなったソルビトールが細胞の間にあふれ出して水分を溜め込みます。これが、私たちの目に「蜜」として映るものの正体です。
ソルビトールの甘味度は、砂糖(ショ糖)の約60%程度です。リンゴの主な甘み成分である果糖やショ糖に比べると、その甘さはかなり控えめです。
実際に蜜の部分だけを注意深く味わってみると、果肉の部分のような強い甘さは感じられません。むしろ、少しすっきりとした、さわやかな甘みに感じるかもしれません。

蜜は時間と共に消えてしまう?
収穫された後もリンゴは呼吸を続けています。そのため、貯蔵している間に蜜(ソルビトール)は徐々に果肉に吸収されたり、水分が蒸発したりして見えなくなっていきます。
蜜入りリンゴを手に入れたら、なるべく新鮮なうちに味わうのがおすすめです。
甘いリンゴは、お尻の色が「黄色」か「飴色」になっている
リンゴは熟すにつれて、皮の緑色の成分(クロロフィル)が分解され、本来の地色である黄色やオレンジ色が現れてきます。
お尻の部分は最も日光が当たりにくく、最後まで緑色が残りやすい場所。そのお尻が緑色ではなく、黄色や淡いオレンジ色になっていれば、木の上でしっかりと完熟した証拠です。
全体が真っ赤でもお尻が緑色のリンゴは、まだ完熟しきっていない可能性があります。

ルナファームの「シナノスイート」
その名の通り長野県生まれのりんごで、甘くて果汁が多い「ふじ」と「つがる」を交配して誕生しました。
甘さと酸味のバランスが良く、果汁たっぷりで芳香豊かな点が特徴です🍎
糖度が14度もあり、果汁たっぷりで豊かな香りを子供から大人まで楽しめます♪
ぜひ一度、その美味しさを体験してみてください😋
 
                   		               		  